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建墓について

一生に一度の大切な墓石建立

株式会社 石太郎では亡き人を二度と悲しませないお墓づくりとして、1927年に創業以来、 約80年の間、墓石等を施工させていただきました。

これまでにも様々なお客様の声・ご意見をお聞かせいただきましたが、今も昔も変わらずに一番多いお客様からのご質問はお墓の施工手順についてです。

ほとんどのお客様にとって、お墓を建てることは最初で最後の大切な役割であることと存じます。それだけに慎重に選ばなければいけません。

こちらではお墓を建てるまでに確認して頂きたい事、実際の施工手順を紹介しております。 少しでもお役に立てることができれば光栄です。

墓地を決める前の確認

宗教はこれで良いか?

民営霊園や公営霊園の場合は、宗教宗派は関係ありませんが、寺院墓地の場合は同じ宗派の人しか買えないことも多いようです。

ですから墓石を建てる前にまず、自分の家の宗派を確認することが大切です。ただし、過去の宗派は問わないお寺もあるようですので、一度石材店に相談してみるといいでしょう。

墓地の環境は良いか?

これからのお墓参りに行くようになる場所ですから、立地条件は重要です。人によって好みがあるので一概に言えませんが、心の安らぎを感じられ、自然が多く、平坦な地形がお参りしやすい場所といえます。

また一般的に、連れ合いが亡くなる頃には皆さんもそれなりにご高齢のはずです。ですからお墓参りに行くには遠方では大変です。自宅から車などを使って1時間以内で行ける場所が理想的です。

永代使用料について

「墓地を買う」といっても、正確にはその土地を買うわけではなく、使用権を得るということです。ですから永代使用料というのは、「これから家が続く限りこ の場所を使わせていただく」ための費用なのです。

また、墓地を使わなくなったからといっても、永代使用料は返還されませんのでご注意を。

お墓を建てる前の確認

デザインを決める

墓石の形や大きさに決まりはありませんので、原則的に予算が許せば自由に形を決めることができます。しかし、墓地には区画が定められていますので、その区画に収まる大きさということになります。

また墓地によっては形式についてある程度の規制をしている場合もあります。

石の種類を決める

墓石に使用される石材は大きく分けて2種類になります。

■花崗岩(かこうがん)

墓石用石材として最も多く使用されている石材です。マグマが地下の深いところで高圧を受けてゆっくり冷却した岩石で、大きな塊となっており、結晶でできています。

「御影石」とも呼ばれ、この呼び名は現在の兵庫県神戸市東灘区御影地区に由来します。御影地区では古くから良質な「本御影石」が産出されていました。

■安山岩(あんざんがん)

マグマが地表に噴き出し、急速に冷えて固まったもので十分には結晶していません。そのため花崗岩より軟らかい性質を持ちます。

花崗岩の次に多く産出されるため、墓石用として広く使用されています。宮城県の「伊達冠」、新潟県の「千草(ちぐさ)石」などが代表的な安山岩の石材です。

お墓は何代にもわたって子孫に受け継がれていくものです。したがって硬度が高く、風化しにくい石を選ぶことが大切ですので、お気軽にご相談下さい。

刻む文字を決める

墓石に刻む文字は、お寺や霊園によって、ある程度の決まり事のある場合と、まったく自由な場合とがありますので、あらかじめ確認をしてください。

最も一版的なのは、家名を刻むお墓です。「○○家之墓」「○○家先祖代々之墓」「○○家累代之墓」などが多いようです。

その他に「南無阿弥陀仏」「南妙法蓮華経」といった言葉を入れる墓石も見られます。

こうした言葉は宗派によって決まっていることが多いので間違わないようにするために住職に相談しましょう。

また、この世で生きた記念となる言葉、詩や俳句、辞世の句などの文字を入れる人もいます。

施工の手順について

大きく変わりはないですが、業者によって施工の手順については様々です。 株式会社 石太郎では「施工マニュアル」に基づいた施工管理を行います。古来より受け継いだ技と知恵、今般使用している耐震ボンドやL型金具などの取り付けに至るまで管理された施工力で、末代まで満足していただける建墓をご提供いたします。

1.基礎工事

お墓は亡き人の住まいと言っても過言ではありません。家を建てる時と同じく基礎工事が大変重要になります。

  • STEP1 更地

    更地写真(着工前)

  • STEP2 床堀

    0.45m以上床を掘ります。
    こちらが基礎の一番重要な部分です。

  • STEP3 砕石転圧

  • STEP4 枠組み・配筋取付

    基礎の強度を上げるため、0.2mスパンで配筋します。

  • STEP5 コンクリート打設

    鉄筋棒を組んだ外周部分に生コンクリートを 打ち込み、コテで表面を慣らします。

  • STEP6 基礎完成

    養生後、枠を取り外し、工事完了。

2.石組工事
  • STEP1 墨出し

    図面を元に、設置場所に印を書き入れます。

  • STEP2 踏石・門柱設置

    石材の設置は、一つ一つの部材の水平を確認 しながら行います。

  • STEP3 腰石設置

    石材のずれを防ぐため、それぞれの角部分にステンレス製のL金具をアンカーで止めます。

  • STEP4 中仕切・納骨室石組設置

    L型金具を取付し、工事完了。

3.石塔工事
  • STEP1 拝石・芝石設置

    図面を元に、設置場所に印を書き入れます。

  • STEP2 下台・丸スリン設置

    ジョイント棒を1本通し、本体と基礎を一体にすることで、地震のゆれによるズレ・倒壊を防ぎます。

  • STEP3 棹石建立

    ジョイント棒を設置し、棹石を建立

  • STEP4 埋め戻し・納骨室内砂敷

    砕石にて埋め戻しをします。

  • STEP5 クリーニング

    引き渡し前に手作業にて磨き上げます。

  • STEP6 完成前検査

    完成後自主検査を行います。公営墓地に限り市役所による検査が行われます。

  • STEP7 完成

    完成した墓地になります。

  •  

    裏面

  •  

    側面

4.完成後の保証

お墓は建てる前よりも建ててからの方が長く付き合っていくことになります。

株式会社 石太郎では、「墓石保証書」「建墓の記録」「産地証明書(有料)」を墓石完成と一緒に発行しております。

お客様に安心のアフターケアを、お約束するサービスです。

  • ■保証書

    図面を元に、設置場所に印を書き入れます。

  • ■建墓の記録

    完成後では見えなくなってします施工中の様子を撮影し、アルバムにてお渡しします。撮影マークがあるところは、撮影をして建墓の記録として書類に残します。

  • ■産地証明書

    施主様の希望により産地証明書を発行します。(有料)